なぜ世界中で大麻が解禁されているのか?禁止できないのか?・・・をなるべくわかりやすく書く。

こんにちは。

ライターの白石です。

Twitterの書き込みを見ていると

大麻反対派が圧倒的に多いし

そもそも頓珍漢な意見が多いのですが

これは「知識の差」による

ところが大きいのかも。

なぜ世界中で大麻が解禁されているのか?

調べればすぐわかることなのですが

調べないで自己解釈して

文句を言っている人もいます。

それに対し、

「自分で調べろ、思考停止。」

と、非難するのは簡単であるのですが

僕は今回、あえてこの問題に

チャレンジしなるべく簡単な言葉で

「なぜ世界中で大麻が

解禁されているか?」

書いていきます。

結論から言うと僕は

解禁されている、ではなく

「禁止できない」

「認めざるを得ない」

というニュアンスが近いと感じます。

詳しくは以下。

また、最初に断っておきますが、

大麻を語るのは実は難しいです。

医療用にも嗜好用にも産業用(紙や繊維)

にも使えて用途が幅広いから、

ある程度勉強して知識がないと

何の話をしているのか

わからなくなってしまうからです。

それを承知で僕はわかりやすく書くことに

チャレンジします。

自分の立場で書くだけだから

たとえ話もたくさん使うし

間違ってることはどうぞ指摘してほしいです。

難しい話は極力少なくし

わかりやすくまとめます。

(1)医療大麻を禁止できない理由

(2)大麻取締法は欠陥法?という話

(3)実は嗜好品大麻も禁止できない理由

以下どうぞ~

>>

(1)医療大麻を禁止できない理由

「統合医療」という言葉をご存知でしょうか?

統合医療とは近代西洋医学と

補完代替医療や伝統医学と

組み合わせて行う治療のことです。

漢方や鍼などの伝統医学から、健康食品など

様々な組み合わせが想定されます。

昔は通常医療でないものは

代替医療といったが

「代替」だと通常医療を否定してしまう

意味合いがあるので

「補完医療」や「補完代替医療」

と呼ばれるようになったのです。

厚生労働省も統合医療のページ

作成し「情報の見極め方」などを

積極的に発信しています。

なぜ厚生労働省は

統合医療の情報を積極的に

発信しているのでしょうか??

補完代替医療は禁止しても

やりたいという人は絶対出てきます。

禁止してしまうと逆に

通常医療を否定し過激な方向へ走ったり

健康食品が闇流通してしまい

成分なども明らかにならない等

健康被害が生じる可能性も出てきます。

だったら情報を積極的に公開し

エビデンス(科学的根拠)を

明らかにしたり、

どのように付き合ったらいいか?

考えていったほうがいいよね、

ということなのです。

*ちなみにこの考え方は大事なので

あとでもう一度お話します。

例えば、で鍼の話をしましょう。

鍼で癌が一撃で治る!

といったらこれは詐欺です。

が、癌の疼痛に鍼治療が効果ある

というエビデンスは多数存在します。

エビデンスを語る場合

「情報の見極め」がとても重要なのです。

医療大麻も鍼や漢方と同じく

補完代替療法の一つです。

西洋医学と組み合わせ医師が管理するならば

統合医療という見方もできます。

たまに勘違いされている方がいますので

書いておきますが

「大麻由来の製剤」である

サティベックス、エピディオレックス、

マリノールなどだけが

医療大麻とは言いません。

製剤化されたものは通常医療に

組み込みやすいでしょうが

本来、医療大麻とはその意味も幅広く

大麻草そのものを用いて

行う治療法のことも指します。

WIKIPEDIAにも詳しく書いてあるので

参考までにリンクを張っておきます。

・・・

さて世界に目を向けると

どうやら大麻は身体に良い?ということが

沢山の研究で明らかになりつつあります。

PUBMED検索するとたくさんの

大麻に関する論文がヒットします。

その数は増え続けているのです。

*ちなみに日本は大麻取締法の関係で

研究すらできない状況です。

今はインターネットで情報を取れるので

「自分も大麻を補完代替医療として

使ってみたいぞ。」

という人いて当然だと思います。

この時に大麻はダメだけど

漢方薬はいい、鍼はいい、

という判断は

法律で禁じられているから

という理由以外ないのです。

患者には自己決定権というものが存在します。

自分の治療法は自分で決められるのです。

その安全性が確保される限りは

誰にも禁止できません。

そして唯一ダメな理由である

法律で禁じられているからという理由が

もしも誤りであったなら・・・

(2)大麻取締法は欠陥法?という話

大麻取締法は

大麻という植物を規制している法律で

使用に関しての罰則規定はありません。

それどころか成立の目的の記載もないのに

運用されている状況が続いているので

一部有識者からは欠陥法だと言われています。

大麻事件を長年取り扱ってきて丸井英弘弁護士は

この点を長年指摘し続けている法律家の一人で

昭和61年9月10日長野地方裁判所での裁判で

当時の厚生省麻薬課長を証人として呼び

その点を追求した記録があります。

*こちらの本に詳しくかかれています。

私は丸井弁護士から資料を見せてもらいました。

重要な麻薬課長の証言は以下です

・ 制定当時わが国で大麻の乱用はなかった

・ GHQの強い要望でできた

・ 医薬品として認められていた時期があった

・ 戦前は漢方薬程度の認識だった

・ 戦後ヘロインや覚せい剤の乱用が問題になり

その時に大麻の罰則も強化されたが

具体的な医学的な根拠などはない

・ アルコールやニコチンの毒性の方が強い

・ 煙を吸うと有害物質が身体に入るが

それはタバコでも同じ

こうやってみるだけでも意味不明ですね。

興味がある方は

本を買って全文読んでみてください。

そして法律に問題があるのならば

変えればいいだけなのですが

大麻取締法は大麻を使用したい人

産業や神事(神社に奉納する)

として使いたい人

くらいしか困る人もいないので

今までは法改正の議論の機運も

高まりませんでした。

今までは・・・。ね。

ところが近年の研究で

がん等の病気にも効果がありそうだ、

という話もでてきました。

難病にも効果があるものがあるらしいぞ。

という研究も出てきたのです。

このような話になってくると

日本国民ほぼ全員に関係してくる

話になるのではないでしょうか?

もしもあなたやあなたの家族が

末期がんになってしまい

医療として大麻を使えば

少しでも楽に生きれる

としたらどうするでしょうか?

大麻を使えば完治する

とはいかなくても

興味を持つのは当然だと思います。

そんな事件が存在します。

山本医療大麻裁判をご存知でしょうか?

フレンチのシェフだった山本さんが

肝臓がんを患ってしまいました。

現代医学では良くならずインターネットで知った

医療大麻に興味を持ち

大麻草を自分で育てて医療目的で

使用したところ

みるみる体調がよくなってしまいました。

なぜ良くなったか?理由は良くわかりません。

山本さんはたまたま職務質問に遭って

逮捕されて大麻が使えなくなって

体調も悪化してしまったため

大麻を使いたいと訴えていました。

病状が悪化した山本さんは

裁判の途中で亡くなってしまったのです。

・・・このニュースを見て感じることは

それぞれでしょうがもしもあなたや家族が

同じように末期癌になり、

そして現代医学で治療法がなかったら、、、

想像してみてください。

山本さんを非難できるでしょうか?

悪いのは山本さんではなく

法律だという考え方もできます。

しかもこの法律は欠陥だらけなのです。

この裁判を支援していた

中山康直さんの本を拝読しましたが

この裁判は検察を追い詰める

あと一歩のところまで行ったそうです。

山本さんが途中で亡くなってしまい

裁判は中止となってしまいましたが

検察側も結局なぜダメなのか?

説明できず「ダメだからダメ」

としか言えなかったようです。

医学的根拠はないが法律だけ存在することが

露呈してしまったのです。

(3)実は嗜好品大麻も禁止できない理由

・・・ここまで書くと

よし分かった、医療大麻については

認めるべきだ!!応援する!!

と思う人もいるかもしれません。

が、実は医療と嗜好の違いというは

あまりありません。

そもそも線引きしにくいのです。

大麻というものは摂取していると

エンドカンナビノイドシステムという

体内の神経系統を整える働きがあるので

医療大麻は予防的な使い方もできます。

・ 鬱っぽいから摂取したい

・ 腰痛があるから摂取したい

使用し、リラックスして

楽しんで、痛みが緩和され、

健康になれるなら

それは予防医療であり嗜好であります。

温泉などに近い位置づけかもしれません。

実際に多発性硬化症やてんかんを治す

薬としても使われますが

予防的な使い方もできるのです。

医療大麻が解禁されるということは

そういった意味合いもあると

想像しておくと良いと思います。

すなわち医療も嗜好も実はないのです。

たまに

医療大麻は良いけど嗜好はダメ

とか

十分に管理された医療大麻は良い

とか

言う人がいますが

それはあまり医療大麻を

理解していない方の発言です。

おそらく管理された医療大麻、

という言い方をする人は

大麻由来製剤のことを指しているのだと

思いますが

それは医療大麻の一部分でしかないのです。

嗜好品としての大麻については

たしかに食品タイプのもの

(エディブル)は

効き目がわからず一気に食べて

調子が悪くなる人もいるので

注意が必要かもしれません。

またWAX(シッター)と呼ばれる

濃度が高いものも存在します。

それらを長期にわたって服用したデータは

まだありません。議論は必要でしょう。

・・・

ただ最初に書いた

健康食品や代替医療を規制すると

かえって健康被害が起こる話を

覚えてらっしゃるでしょうか?

この話、そのまま薬物の問題にも

当てはまります。

もう一度薬物バージョンに書き直して

貼っておきます。

これらを踏まえよく考えるといいでしょう。

大麻やコカインなどの違法薬物は禁止しても

やりたいという人は絶対出てきます。

禁止してしまうと逆に過激な薬物へ走ったり

闇流通してしまい(暴力団の資金源)

成分なども明らかにならない等

健康被害が生じる可能性も出てきます。

だったら隠すよりも

情報を積極的に公開し

エビデンス(科学的根拠)を

明らかにしたり、

どのように付き合ったらいいか?

考えていったほうがいいよね、

ということなのです。教育が大事。

これは世界の薬物政策の考え方の

常識にもなっています。

「ダメ絶対!」という

厳罰化は残念ながら意味がないようです。

・・・

以上、なるべく簡単に説明していますが

あなたがなにか考え調べてみたいと

思うきっかけになれば幸いです。

僕のまとめが間違っている可能性もありますし

その際は教えていただけますと嬉しいです。

世界中で今現在

大麻が解禁している理由は

こうした議論が出尽くされ

使いたいという人がいる一方で

反対理由が見つからなかったから

というのが真相のようです。

「解禁された」ではなく

「禁止できない」の方がニュアンスが近い

といったのはそのような理由です。

「なんでそこまでして使いたいんだ?」

「今ある薬で十分じゃないか?」

という意見は音楽で例えると

「なんでマイナーなバンドが好きなんだ?」

「サザンで十分じゃないか?」

という話と同じレベルであり

あなたがマイナーバンドを理解できない

理由を僕は分かりません、

としか言いようがないです。

そのマイナーバンドが

社会的に危険な行為をしているのだったら

そんな音楽を聴くな、

と否定できますがそうでないなら

誰も文句は言えない筈です。

大麻の問題も

好き嫌いはあって当然だと思います。

ですが社会的に禁止する理由を見つけるのは

実は相当ハードルが高い問題なのです。

何かご質問あれば僕の

Twitter等にお気軽にどうぞ!