あなたの周りで上記タイトルのような
事をすぐいう人はいないだろうか?
○○さんの知り合いということ
をアピールしてくる人だ。
これは無意識に優位をアピール
しているのかもしれないし
もしかしたら自分に自信がないから
そのようなことを言っているのかもしれない。
ではなぜそのようなアピールをしてくるのか?
少し突っ込んで考えてみたい。
セールスや営業の分野で
名著とされる
という本がある。
これは人がどのようなことに影響されるか?
という意思決定に関する研究本だ。
この本がすごいのはただ単に
ビジネス本としてだけではなく
人間の行動を研究した本として
優れている点にある。
なるほど為になることが書いてある。
影響力の武器、によると人の意思決定には
以下のような6つの法則があるという。
1.返報性:親切に報いようとする
2.好意:好感度を抱いた相手にはイェスと答える傾向が高まる
3.コミットメントと一貫性:自分の行動に対して筋を通す
4.希少性:希少だと見なすと、価値を高く評価する
5.権威:専門家や権威のある立場の人の判断に従う
6.社会的証明:他の人と同じことをしようとする
○○さんの知り合いというのは
6の社会的証明に
アプローチしているのだろう。
口コミなんかもこれに当たる。
その○○さんが有名人であれば
5の権威にアプローチしている。
この6つの法則を見れば納得できる。
ただその人がこの6つの法則を
知ってるかどうかはわからない。
それでも人間のアプローチは
上記の6つに当てはまるのだろう。
そして
『○○さんの知り合いだ』
といってくる人に対して
なんか胡散臭いな、とか
『それであなたは誰ですか?』
と感じていらっしゃるならば
あまりアプローチが
うまくいっていないということになる。
そう言う人には1、2の
返報性・好意にアプローチし
情に訴えた方が
効果があるかもしれない。
この6つの法則を
知っておくと
人に対するアプローチも変わってくる。
営業の仕事をしていなくても
人間の知識としては大切かもしれない。